異常動作が！？ブラクラに注意！ [セキュリティ、ウイルス]
こんにちは、風晴です。
ブラクラ、というものをご存じですか？
正確には「ブラウザクラッシャー」と言い、PCやスマホのwebブラウザに過剰な負荷をかけたり、異常な動作をさせたりするwebページのことです。
ここ数日、Twitter上でブラクラのリンクURLが発生していると、セキュリティソフトでおなじみのトレンドマイクロさんが発表し、ニュースにもなりました。
スマホはPCと同じようにwebサイトを見られますが、スマホでブラクラのリンクURLをひらくと、同じように異常動作が起きるそうです。
ちなみに、今回流行しているのは「何度押しても消えませんよ」というメッセージボックスが出てきて、消すことができない、というもの。
メッセージを消すことができないので、ブラウザを使うことができなくなってしまいます。
（基本的には、影響がでるのはブラクラのwebページにアクセスしているときにのみです。）
このブラクラはwebブラウザに対して起こるものなので、Windows、Android、iOSなど、色々なOSで起きてしまうという、やっかいなもの。
webページに機能を追加するJavaScriptというプログラムで、無限ループをするように作ったものなので、JavaScriptを無効にする、キャッシュをクリアするといった方法で回避できます。
また、ブラウザの強制終了や、スマホ自体の再起動といった方法で回避できる場合もありますが、OSやブラウザの機能で前回起動時のwebページを再表示する設定になっていた場合は、再起動をしても同じページが表示され、結果的に解決できない状況になってしまいます。
再起動などで上手くいかなかった場合は、トレンドマイクロさんの公式ブログで解決方法が紹介されていましたので、そちらを試してみてはいかがでしょうか。
※リンク先はPCサイトです。
こちらの「ちょい読みスマホコラム」でも、解決方法を抜粋してご紹介しますね。
※解決方法の実行については、ご自身の責任において行ってください。
●iPhoneをお使いの場合
(1)Safariのアプリを終了させましょう。
ホームボタンを押していったんSafariを閉じたら、ホームボタン2回押しで起動中のアプリを表示させ、Safariを長押し→右上のマイナスマークを押すことで終了させられます。
※参考：「電池の持ちを良くする方法 ～タスクキル編～」 （iPhoneの場合）
(2)次に「設定」→「Safari」から、「JavaScript」をオフに設定にしてください。
※JavaScriptをオフにした後、再度webページを表示してメッセージボックスが表示されないことを確認したら、開いていたwebページを閉じてから再度JavaScriptをオンにしておいてください。
JavaScriptをオンにしておかないと表示できないwebページもあるので、通常はオンにしておいた方が良いと思います。
●Androidをお使いの場合
※Androidのバージョンや機種によっては、操作方法や表示などが異なる場合があります。画像はAndroid4.0です。
(1)Androidの「設定」→「アプリ」→「すべて」から「ブラウザ」を選んでください。
(2)「キャッシュを消去」を実行してください。
(3)「強制停止」を実行してください。
これらの方法で、今回のブラクラの被害を回避することができます。
今回広まっているブラクラですが、スマホのデータを取り出してうんぬんという悪質なウイルスアプリでは無く、ブラウザを一時的に使えなくするというイタズラのようなものです。
（とはいえ、悪質ですよね～）
ですからそこまで大事には至りませんが、今後より悪質なものが出てこないとも限りませんので、対処法を知っておいて損はありませんね。
これからも、こうした悪質なものが出てきた場合には、こちらでもセキュリティに関する記事を紹介していきますね。
日頃からセキュリティに関する情報をチェックしておくと、こうしたイタズラなどの被害を回避することができるかもしれませんので、みなさんもセキュリティ情報はこまめにチェックしてみてください。
また、そもそもなんですが、知らないURLを安易にクリックしないというのも大事です。
ネットの掲示板やTwitterなどでURLが掲載されていた場合、それをクリックする際は「何か不都合があるかもしれない」ということを肝に銘じておくようにしましょう。
ウイルスアプリはもちろんですが、こうしたイタズラにもひっかからないようにしたいですね。
（というか、こうしたイタズラを仕掛ける人がいなくなるのが一番良いのですが…）
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